２０２３年４月１８日～２３日までの６日間、ヨーロッパを中心に世界各国からデザイナーやメーカーが注目するSalone del Mobile 2023（国際家具見本市）が開催されました。ロー・フィエラ・ミラノ会場とミラノ市内のブランドショップが世界に向けブランドを発信する場として華やかにミラノを盛り上げました。
今年、バルクッチーネがブレラ地区・ミラノショールームで新たに発表したのは、持続可能な建築とキッチンを紹介しているカタログ『Ecosophìa』と自然環境や人々へ焦点を当て、独自の思想をさらに反映したキッチン。
改装後のブレラショールームでは、Ecosophìaの世界観を表現したイメージを小モニターに投影し、バルクッチーネが描く持続可能な未来に向けた建築やキッチンについてプレゼンテーションがありました。
1Fには、大理石と木、さらにステンレスを仕上げに選んだ荘厳な佇まいのArtematicaシリーズが展示されています。シンク奥の収納部には、ふわりと舞う羽よりも静かでしなやかに開閉する収納扉を持つ革新的なNew Logicaがあります。その扉を開けると、窓から差し込むあたたかい太陽光のような光がバックパネルから流れ出ます。
異素材を組み合わせ、自然との調和を表現することに重きを置くバルクッチーネが、装飾に選んだのは、スカンジナビア半島の木やアジア製セラミック、地中海のテラコッタやイタリアのガラスなど。
空間や建築にフィットしつつキッチンの仕上げ素材が持つ美しさも同時に引き出し合う様子は、互いに呼応しているかのよう。
新商品「Vela door」は、幅3mという大きな扉にもかかわらず、指一本の力でふわりと開けられる仕様になっています。その秘密は、扉上部にある重りを用い重力で開閉するメカニズムにあります。
ヒンジやダンパーといった消耗品を使わないことで、製品自体を長持ちさせることができます。
さらに、扉上部の重りを見えないデザインにすることで、キッチン扉を洗練された家具に変え、ハイエンドな空間へと導きます。
2023年発表 NEW カタログ「Ecosophìa」はこちらからダウンロードいただけます。